0.5倍は、文字を覚えた幼児がゆっくりと文字を追っていける速度です。「小学校に入る前に文字を読む訓練をさせたい」「読み聞かせをしたいけれどお母さんが忙しいのでその代わりの時間にあてたい」などのニーズに対応しています。
小学生以上のお子様は、それぞれのペースに合わせて、徐々に読書のスピードをあげていきます。2.5倍以上で読書が出来るようになると、情報処理能力が高まり、いわゆる「頭の回転が速い」という状態を作り出すことができると言われています。つまり、脳が速読に慣れると、理解力が発達するということです。また、中学・高校入試での長文読解問題では、2.5倍速以上での読解スピードが必須とも言われています。
ただ、ことば倶楽部では、倍速アップありきの指導に固執しているわけではありません。「たくさんの本に触れ、読書の楽しみをわかってほしい」そして「読解力や想像力、語彙力などを身につけて、心豊かな人間になってほしい」ということが私達の一番の願いです。ですから、自然と速読が身につき、たくさん本を楽しく読んでもらえるよう、一人ひとりに合った指導を心がけています。
課題内容は、「今日楽しかったことを書こう」などの日記風のものから、「グラフを読み取り意見を述べよ」などの意見文まで、多岐に渡ります。毎月、様々な課題に取り組む中で、文章力、表現力はもちろん、考える力や創造力が身についていきます。
子どもたちが一生懸命書いた作文用紙は、一ヵ月後、たくさんの赤ペンの書き込みで埋め尽くされて返却されます。ここには、子どもたち一人ひとりに対して適切かつ心のこもったアドバイスが書き込まれています。いいところ、直すべきところ、一文ずつ丁寧に添削指導されますので、最初は作文を嫌がっていた子どもたちも、少しずつ返却が楽しみになってきます。
この繰り返しにより、子どもたちが自分の作文に自信を持ち、楽しんで作文に取り組めるよう指導をしています。
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